アイコン 「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ


9784001109818「はてしない物語」

ミヒャエル・エンデ : 作 , 上田 真而子 , 佐藤 真理子 : 訳

ロスヴィタ・クヴァートフリーク : 装画

岩波書店 , 590p. , 1982年

ISBN : 9784001109818

 


 

私が初めて装丁の美しさに惹かれた本。そして、徹夜するほど時間を忘れて読んだ本は、

この「はてしない物語」でした。

 

小学三年生のとき、確か、長期休暇でも連休でも週末でもない、普通の日でした。

翌日の授業の内容は夢の彼方で、見事に覚えていません(O先生ごめんなさい)。

この本は、世界中で翻訳されているドイツ指折りのファンタジー作家、ミヒャエル・エンデの代表作。

80年代の人気映画『ネバーエンディングストーリー』の原作でもあります。

人気作で星の数ほどレビューがあることを幸い、物語の紹介は先達にお任せして、

今回は「児童文学として」より、「装丁」と「物語」とのリンクを「面白い!」と思ってくださる

方向きの、いつも以上に趣味に走った、ミーハー路線の内容でお送りします。

 

物語の紹介からは横道に逸れた回となりますが、もしよろしければお付き合いください。

 
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アイコン 「クリスマス物語集」中村 妙子(編)


9784035210603「クリスマス物語集」

中村 妙子 : 編訳

偕成社 , 216p. , 1979年

ISBN : 978-4035210603

 


 

早いもので、一週間後はクリスマス・イブ。

私はクリスチャンではないけれど、小学生の頃から毎年、この時季にこの本を読みます。

前半は宗教色の強い作品が並び、後半は、わくわくするような詩や物語が並びます。

そしてラストは、「サンタクロースっているんでしょうか?」という女の子の質問に、

ニューヨークの新聞記者さんが絶妙な返信をした、有名な社説で幕を閉じます。

厳かで神聖な、宗教色の強い前半の作品群も良いのですが、後半部分が特に好きです。

 
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